NCT WISHが韓国活動を本格始動!BoAプロデューサー「清涼感」コンセプトに日韓同時の戦略

NCT〝無限拡張最後のチーム〟として誕生したNCT WISH(エヌシーティウィッシュ)が4日、韓国でのパッケージリリースを迎え記者会見を開いた。

NCT WISHは「WISH for Our WISH」というキャッチフレーズの下、音楽と愛で全ての人々の願いと夢を応援し、ともに叶えていこうという抱負を持ったチームだ。2月21日に東京ドーム行われた「SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO」でステージデビュー。同28日にはJapan 1st SINGLE「WISH」をリリースした。チームはシオン、リク、ユウシ、ジェヒ、リョウ、サクヤの6人で構成されており、NCT WISHだけの清涼感あふれるチームカラーを全面に出し、世界中の音楽ファンに強力な希望に満ちたエネルギーを伝える「ウィッシュアイコン」になろうとしている。

特に、NCTの地域縁故という特徴にマッチするよう、日本を基盤に作られたチームでありながら、韓国と日本市場を同時に攻略する差別化された戦略を取る。従来の戦略が現地(韓国)でのデビュー後、その成果を基に世界市場に進出する方式だったとすれば、NCT WISHはグローバルデビューを通じて、韓国と日本を同時に活動基盤とする戦略だ。

このような自分たちだけのアイデンティティーを構築し、韓国と日本の同時活動を展開するNCT WISHのために「レジェンドアーティスト」であるBoAがプロデューサーとして名のりを上げた。BoAはSM ENTERTAINMENT初のサバイバルプログラム「NCT Universe:LASTART」(エヌシーティーユニバース:ラスタート)にアーティストディレクターとして出演し、NCT WISHが誕生する過程をともにした人物であり、韓国と日本での成功的な経験を土台に、方向性を提示できる最適な人物であるため、BoAがプロデューシングルを引き受けたというニュースが記憶に新しい。

100人を超える報道陣が集まる中、記者会見にはプロデューサーのBoAも登場。「NCTというネオな世界観を持つグループの中で、NCT WISHのメインコンセプトを【清涼感】に設定しました。デビュー曲もイージーリスニングであるべきだと思い、作家たちと悩みながら完成させました。NCTであるだけに完璧なパフォーマンスと、NCT WISHだけの清涼感を表現しています」と語り、また「デビュー前からメンバーの成長過程を日々見守り、デビューの瞬間を迎え、今日という日がやってきました。これから彼らの願いと夢を叶え、全ての人々の希望になることを、プロデューサーとしてしっかり務めていこうと思います」と話した。

NCT WISHはそんなBoAから、レコーディングやMV撮影、SMTOWN LIVEなど、一つ一つの活動の前に細かく丁寧な指導を受け、そのたびに緊張が解けて自然に楽しみながら活動することができたという。リーダーのシオンは、司会者からグループのモチーフが星印であることの意味を尋ねられ「チームのモチーフである星印は、希望を叶えてくれるようなイメージがあると思います。そんな星のように、僕たちも希望を叶えるアイコンになれたらという思いが込められています」と語った。

また、質疑応答で、目標を聞かれたシオンは「一生懸命に活動して、楽しむことをテーマにしています。そうしていきながら、日本と韓国で2024年最高の新人になることが目標です」と意気込む。「NCTメンバーからかけられた言葉はあるか」という質問には、リョウが「ジェヒョンさんから、東京ドームで行われたSMTOWN LIVEでお会いした時に『デビューおめでとう! 頑張ってね!』と声をかけられました」と言い、シオンも「ドヨンさんから『僕たちもデビュー期というのは、今まで活動してきた中でも強く記憶に残る瞬間だから、楽しめる分、楽しみ尽くしてね!』と声をかけてもらいました」と回答した。

「WISH」リリース後、YouTube急上昇チャートの登場をはじめ、日本でもiTunesやレコチョク、AWAでの1位獲得やLINE MUSICでも上位に各楽曲が並ぶなど、デビュー間もない彼らが今後、NCTグループの一つとして確実に世界へ大きく羽ばたく兆しが見えている。

NCT WISHは4日から本格的な韓国活動に突入し、同日午後8時より、ソウルのブルースクエアマスターカードホールで「NCT WISH's WISHLIST」を開催。韓国のファンとオフィシャルな場面での初対面を果たす予定だ。

(よろず~ニュース編集部)

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