震災犠牲者悼む「竹あかり」 大船渡市民ら制作、4日から点灯

竹あかりの制作作業に励む市民ら

 岩手県大船渡市大船渡町のキャッセン大船渡で2日、「3.11キャッセン竹あかり」(海灯(あか)り実行委員会主催)の制作作業が行われた。4~31日に施設の千年広場に設置され、東日本大震災の犠牲者を悼む竹細工の明かりが周囲を照らす。

 竹あかり演出家の三城賢士さん(40)=熊本県南関町=が監修を務めた。朝から市民ら有志が代わる代わる訪れ、市内から切り出した大小約70本の竹に電動ドリルで穴を開け、市の花・ツバキなどの繊細な模様を作り出した。

 午後5時~同11時に内部に発光ダイオード(LED)電球を点灯する。9~11日はゴスペル献歌コンサート、11日は本増寺住職による慰霊法要も予定している。

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