コインロッカーに預けた荷物をホテルに配送 JRが観光客に新サービス 広島・尾道駅

平日にも関わらず、多くの観光客の姿が見られる広島県のJR尾道駅で4日から始まったのが、ロッカーに預けた手荷物を、観光している間に宿泊施設へ配送するサービスの実証実験です。

サイクリストなどの観光客が”手ぶら”で移動できるよう、JR西日本とロッカーを製造する東京の会社が共同で企画しました。

■ロッカー手掛ける SPACER 灘萌佳さん

「まずロッカーの中に荷物を預ける。荷物を預けたらタッチパネルに移動する。ここで『ホテルに送る』を選択する」

宿泊施設は、尾道市の市街地としまなみ海道にある63の施設から選択でき、決済はICOCAなど交通系ICカードで行います。

正午までにロッカーに預けると配送業者が引き取り、夕方までに荷物を届けてくれます。

料金は1回2000円から5000円で、市内では尾道駅のほか、尾道港や瀬戸田港でも荷物を預けることができます。

■JR西日本イノベーション本部 大橋正義さん

「手ぶらで気軽に観光地を旅行してもらうことを通じて、より快適に旅を楽しんでもらいたい」

実証実験は、1年間、続けられる予定です。

(2024年3月4日放送)

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