就職戦線が本格的にスタート 学生の希望に寄り添う企業目立つ

来年春に卒業する大学生の就職活動が解禁されました。

広島市内では大規模な企業説明会が開かれています。今年の就活事情を取材しました。

3日と4日の2日間開催される説明会には、地元企業など約300社が出展。3日は1000人余りの学生が参加しました。

■参加者

「自分の学んでる学業を活かせる職業がないかと思って見に来ました」

「本格的に就活が始まったってことで、色んな企業を知りながら早く内定を取って頑張りたい」

去年に続き今年も学生優位の「売り手市場」が続くとみられ、企業の採用方法にも変化が…。

■アマノ 総務部人事課 丸山優衣さん

「募集する職種と勤務地を伝えて、一次面接で希望を聞いて内定までにはどの職種で勤務地は伝えるようにしている」

このように、勤務地や仕事内容で学生の希望にそった採用方針を打ち出す企業も数多くみられます。

■マイナビ 就職情報事業本部 広島営業部 柏木佑一部長

「昨年同等数か、昨年以上の人数を採用したいという企業が増えている」

「転勤したくない、地元に残りたいという学生も増えている傾向」

企業は説明会などで学生との接点を増やすだけでなく、学生の希望にいかに寄り添えるかが人材獲得のカギとなりそうです。

(2024年3月4日放送)

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