藤原鎌足の掛け軸を前に 談山神社の八講祭

氏子たちが巨大な掛け軸を前に藤原鎌足を偲ぶ神事が、桜井市の談山神社で行われました。

談山神社の八講祭は、8つの地区の氏子が集まり、祭神・藤原鎌足の遺徳を偲ぶ神事です。参列者の心身を清めたあと、氏子によって藤原鎌足が描かれた巨大な掛け軸がかけられました。この神事は安土・桃山時代に祭神が神社から郡山城に遷されたため、掛け軸を祭神として祀ったことが始まりとされています。

神事の終わりには「南無談山大明神」の言葉が唱えられ、厳かな空間に響き渡りました。

© 奈良テレビ放送株式会社