病院サイバー攻撃、鹿児島・霧島 救急や外来受け入れを制限

 鹿児島県霧島市の国分生協病院は4日、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受け、画像管理のサーバーにアクセスできなくなったと発表した。電子カルテや会計のシステムは復旧したが、救急や一般外来の受け入れを制限している。

 厚生労働省や県警に被害を報告し、復旧作業を急いでいる。

 病院によると、2月27日夜、攻撃によるシステムの不具合を確認した。個人情報の流出は現時点で確認されていない。具体的な身代金の要求はないが、病院側は支払いや交渉には応じない方針。

 同病院は内科や外科などがあり、病床数は129床。

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