奈良交通 高速道路上の緊急事態想定した研修

奈良交通では、高速道路を走行中の緊急事態を想定した研修が行われました。

「車両故障により緊急停車しました、これより後方の安全確保を行います」

これは、高速道路上での緊急事態に対応するための知識や技能を学ぶもので、観光バスの運転手とガイド、添乗員などが参加しました。西名阪自動車道を走行中にエンジンが故障しバスが停止した場合を想定した訓練では、道路を管理するNEXCO西日本の関連会社の指導のもと乗務員と乗客役に分かれて対応を確認しました。

乗客の安全な誘導や道路管理者への連絡、パニックを防ぐための適切な状況説明など、参加者は多岐にわたる項目を確認していました。このほか、バス後方の非常口からの脱出訓練は、乗客に負傷者や高齢者がいる想定で行われ、状況に応じた安全確保について学びました。

奈良交通 安全管理部 奥田将弘グループ長

「もし高速道路上で停まることがあった時に、最優先で(乗客の)命を守る行動ができる取り組みをしています。日ごろから、いまこんなことがあったら、というのをシミュレーションしながら乗務してもらい、いざというときの対応に活かせたらと思っています。

© 奈良テレビ放送株式会社