「大谷翔平のいない人生は厳しいものになる」エンジェルス専門メディアがファンに呼び掛け「偉大な選手を失ったが、耐えなければいけない」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地3月3日に行なわれたコロラド・ロッキーズとのオープン戦に「2番・DH」で出場し、3打数3安打と好パフォーマンスを披露した。第1打席は右前安打、第2打席は適時三塁打、第3打席も右前適時打を放ち、3打数3安打2打点。これで出場したオープン戦3試合で、7打数5安打、1本塁打、5打点、2四球と活躍している。

そんななか、ロサンゼルス・エンジェルスの専門サイト『Halo Hangout』は、今オフの陣容に関する記事を出して、「退団してほしくなかった選手2人と、退団してよかった選手3人」を明記。“退団してほしくなかった選手”のひとりは、もちろん大谷翔平だった。

「世代を代表する偉大な選手を失うのは決して容易ではないが、エンジェルスのファンは、それに耐えなければいけない」と、同メディアはファンに呼び掛け。「こうなること(大谷の退団)は目に見えていた。エンジェルスがFAとなった大谷と話をしていたとも言われるが、しかしドジャースが二刀流のスーパースターを獲得するような空気感があった」と当時を振り返った。
さらに、「大谷がアナハイムで成し遂げられなかったワールドシリーズ優勝を目指すのであれば、なおさらそうした選択になるだろう。オールスター級の打者であり、サイ・ヤング級の投手でもあった大谷と、三度のMVPを受賞したマイク・トラウトを擁しながら6年もポストシーズンを逃し続けた事実はエンジェルスのファンをしばらくの間、苦しめるだろう。大谷のいない人生は厳しいものになる」と、スター選手の退団を惜しんだ。

同メディアが、“エンジェルスに残ってほしかった”と記したもうひとりの選手は、「エンジェルスのユニホームを着て好成績を残した」と評したランダル・グリチック(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)で、“退団してよかった選手3人”には、「遊撃手としてザック・ネトが台頭したため、このチームに居場所がなかった」ジオ・ウルシェラ(デトロイト・タイガース)、「全盛期をはるかに過ぎた」マイク・ムスタカス(シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約)、「2023年に15試合しか出場しなかった」CJ・クロン(ボストン・レッドソックスとマイナー契約)だった。

構成●THE DIGEST編集部

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