県事業の進め方など質問 2月定例県議会 代表・一般質問

2月定例県議会の代表質問と一般質問が4日行われ、県の事業の進め方や展望などについて3人の議員が質問しました。

代表質問に立った改新ならの藤野良次議員は、大和郡山市の県中央卸売市場について、卸売業者などが入る「市場エリア」と一般消費者が利用する「賑わいエリア」を整備するうえでの知事の考えを質しました。これを受け山下知事は現地での建て替えが前提のため、まず「市場エリア」に着手し「賑わいエリア」については次のように述べました。

山下知事

「現時点では事業収益性の見通しが立たず、(整備する事業者からは)事業の参入は確約しがたいとの意見が多かったようです。競争性確保の観点から「市場エリア」を先に整備し、その整備中に「賑わいエリア」を発注するといった分割で整備することも含め、整備方法等について検討を行いたいと考えております。このため今年度中に予定しておりました新しい基本方針の策定については当面延期にすることにしたいと考えています。」

続いて行われた一般質問では、日本維新の会の福西広理議員が磯城郡3町のまちづくりの方針や大和川流域で進める治水対策について、日本維新の会の福田倫也議員は2025年の大阪・関西万博の開催に向けた機運醸成のほか、消防団員の確保への取り組みなどを質問しました。

県議会は3月5日も一般質問が行われます。

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