万博パビリオン建設「遅れは許容範囲」維新・馬場代表が発言  入場券は未購入「秋口くらいに」

「日本維新の会」「教育無償化を実現する会」の国会議員43人が4日、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)に建設中の2025年大阪・関西万博会場予定地を視察した。維新からは馬場伸幸代表(59)、藤田文武幹事長(43)、音喜多駿政調会長(40)らが参加。視察後は日本国際博覧会協会(万博協会)の石毛博行事務総長(74)らと意見交換した。

万博の目玉のひとつの大屋根(リング)の屋上に登った馬場氏は視察後、府庁で記者団の取材に応じ「リングの工事は着々と進んでいるということは現場を見せていただいて、よく理解ができました。建物も着工すれば、割と短期間に竣工していくのではないかなという風に思います。着工できるめどが立つかどうかということが非常に大事」として、工事が順調に進んでいる認識を示した。

海外パビリオンを自前で建てる複数の国が、建設完了目標の2024年10月に間に合わないとする一部報道に、馬場氏は「10月までにできなければだめだという情報も流れましたが、その点も改めて確認をさせていただきました。それはおおよその目標。10月になって建っていなければ、もう参加できないということではないと。改めて確認させていただきました」と、問題がないとした。「建物が建ってから内装や係の皆さんのトレーニングもあるわけですから、協会としては準備期間を十分に考えながらタイムスケジュールを組んでいるということでありますので、若干の前後の遅れは許容される範囲」と強調した。

万博の入場券販売について、馬場氏は「それぞれの議員がいろんな企業とお付き合いをしていると思いますし、個人レベルでもそうだと思いますので、前売り券をどんどん販売していくということに陰ながら協力をしていく」と、議員団のバックアップを訴えた。

自身は「まだ私も前売り券買ってませんので」と未購入であることを明かしたが「秋になったらパビリオンの予約と合わせてできるということですから、秋口ぐらいには前売り券を家族分購入して、前売り券の販売に協力ができるのではないかなと思います」と約束した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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