【ジラール・ペルゴ】F1に参戦するアストンマーティンとのグローバルパートナー契約の更新を発表

By WATCHNAVI salon

230年以上の歴史を誇るスイスウオッチの名門【ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)】が、公式ウオッチパートナーを務めるアストンマーティンとの提携契約の更新を発表。2021年から続く両社のパートナーシップは、これにより4年目を迎えることになる。

ジラール・ぺルゴ「ネオ ブリッジ アストンマーティン エディション」

4年目を迎える両社のパートナーシップ

2024年2月8日、ジラール・ペルゴとアストンマーティンは、「サーキットを超えるイノベーション」に基づいた提携契約の更新を発表した。2021年、両社は初めてグローバルパートナーとして提携を結び、今回の契約更新により、パートナーシップは4年目を迎え、この2つのラグジュアリーカンパニーによるコラボレーションは新しいサイクルに突入することになった。

ジラール・ぺルゴ「ネオ ブリッジ アストンマーティン エディション」

2021年から5本のスペシャルモデルを開発

ジラール・ペルゴとアストンマーティンは、2021年にファーストモデルとなる「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン アストンマーティン エディション」と「ロレアート クロノグラフ アストンマー ティン エディション」、2022年には、2021 年シーズンに参戦したアストンマーティン F1の車体に使用されたチタンの粉末とカーボンをケース素材に用いた「ロレアートアブソルート クロノグラフ アストンマーティン F1 エディション」をリリース。2023年には、アストンマーティンのキーカラーとなるグリーンを全面に採用した「ロレアート グリーン セラミック アストンマーティン エディション」、そして、アストンマーティンが設計したムーブメント部品を組み込んだ「ネオ ブリッジ アストンマーティン エディション」の計5本のスペシャルモデルを発表している。どのモデルも互いの技術やデザイン、革新性が見事に融合したもので、時計愛好家たちを唸らせてきた。

(左)クレマンス・デュボア氏(右)マレック・ライヒマン氏

また、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1もこのパートナーシップ契約期間に、F1の世界で着実な成果を残してきた。若く有望なフェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2人のドライバーの活躍により、2023年シーズンは8回の表彰台、280ポイント、6回のスプリントレースと過去最高の結果を記録。2024年2月12日には最新マシンのAMR24も披露し、2月29日からバーレーンで始まる2024 F1シーズンにも大きな期待が寄せられている。

(左)クレマンス・デュボア氏(右)マレック・ライヒマン氏

提携契約の更新は、両社にとって必然の出来事

ジラール・ペルゴの製品、マーケティング&コミュニケーション部門を率い、執行委員会の最年少メンバーを務めるクレマンス・デュボア氏は、今回の契約更新について、次のように語る。「ジラール・ペルゴは、2年前に再び独立を果たし、230年に及ぶ歴史の次の章を記しはじめています。この期間は、アストンマーティンとのコラボレーションを継続するため、そして節目となった5つの時計を共同で発表するためのエネルギーとインスピレーションの大いなる源となりました。新しいアストンマーティン F1 チーム テクノロジーキャンパスが思い起こさせてくれるように、私たちのスケールにこれ以上の違いが出ることはあり得ず、美への姿勢、クラフツマンシップ、優れた性能は完全に合致しています。 提携契約の次の章が形になりつつあるのを見ると、ジラール・ペルゴとアストンマーティンによるユニークな相乗効果で魅了する独創的で記憶に残る時計を提供することで、これからもお客様の期待を超えることができると自信を持って断言できます」

ジラール・ぺルゴ「ネオ ブリッジ アストンマーティン エディション」

一方、アストンマーティンの執行副社長兼チーフクリエイティブ オフィサーのマレック・ライヒマン氏も、ジラール・ペルゴとの関係についてコメントを残している。「私たちの発見の旅がこれからも続くことを発表することができて感激しています。 スタート当初から、私たちは同じ精神と野望を分かち合ってきました。この3年間、常にデザイン体験を共有できたことを嬉しく思います。それは互いのデザイン言語や用いる素材への信頼に基づく探究、そしてもちろん、我々のデザイナーの技術や想像力がもたらしたものです。これにより、自らの限界を押し上げその先へと進むことができ、これまでよりいっそう美しい、自分たちのブランドを代表するようなハイコンセプトの時計をいくつも作り上げることができました。 この成果は確実に時の試練に耐え得るものとなっています。さらにエキサイティングなのは、次のステージで創造性に富んだこのコラボレーションの物語がより深みを増すだけでなく、より豊かなものとなるであろうということです」

この2つのコメントからは、両社が妥協のない同じ価値観の共有により、お互いを高め、関係性を深めていたことが分かる。今回の提携契約の更新は、必然の出来事であったといえよう。2024年のジラール・ペルゴとアストンマーティンがどのような活躍とコラボレーションを見せるのか、大いに注目である。

問い合わせ先:ソーウインド ジャパン TEL.03-5211-1791 https://www.girard-perregaux.com/jp_jp

Text/三宅裕丈

© 株式会社ワン・パブリッシング