「まだ何も勝ち得ていない」避けるべき昨季アーセナルの二の舞…ジャカがレバークーゼン同僚に警告「毎日謙虚に努力しなければ」

レバークーゼンでタイトル獲得を狙うグラニト・ジャカ[写真:Getty Images]

レバークーゼンのスイス代表MFグラニト・ジャカが、過去の苦い経験を活かすつもりだ。『The Athletic』が伝えた。

昨夏アーセナルを離れてレバークーゼンへと移籍したジャカ。シャビ・アロンソ監督率いるチームは今シーズンここまで公式戦34試合無敗と驚異的な強さを見せており、フル稼働が続くジャカは快進撃の原動力となっている。

クラブ史上初のブンデスリーガ制覇も見えてきた中、3日の第24節ケルン戦後にジャカは、タイトル争いの難しさについて改めて言及。終盤に失速し、プレミアリーグ優勝を逃したアーセナルでの戦いを思い返し、同じ轍を踏んではならないと警告した。

「自分たちの順位を誇りに思うべきだが、まだ何も勝ち得ていない。昨シーズンの自分自身の経験からこう言っている。2位のチームに対して同じような勝ち点差をつけていたが、リーグ優勝は逃した。僕にはこの経験があるし、ロッカールームでもこのことを話している」

「残り10試合での勝ち点差『10』は大きい。だけど、まだ取れる勝ち点が『30』残っているから、終わったわけではない」

また、リーグ優勝を逃した昨シーズンの感覚は具体的に表現できないとのこと。とにかく気を緩めず、最終節まで駆け抜けることが肝心な模様だ。

「彼らは(難しさを)知っている。僕が以前このような状況に陥ったから、毎日尋ねてくるんだ。どんな感じだったのか、何が起こったのか聞かれたけど、言葉で説明することはできない。感じなければならない」

「だからこそ、シーズンを通してやってきたように、毎日謙虚に努力しなければならない。そして、34試合を終えた後に自分たちがどこにいるのか確認する」

© 株式会社シーソーゲーム