なぜCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」は世界中でヒットした!?アメリカ出身音楽博士が分析!

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。2月29日(木)の放送は、音楽博士のドクター・キャピタルさんをリモートゲストに迎えお送りしました。

(上から)ドクター・キャピタルさん、パーソナリティの山崎怜奈

◆ミュージカルを見ているような楽曲

これまで「ダレハナ」に度々ゲスト出演し、そのたびに人気楽曲がヒットした秘密を分析・解説すると同時に、J-POPの魅力を深掘りしてくれるキャピタルさん。今回は、アニメ「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」の第2期オープニング主題歌で、国内にとどまらず200以上の国と地域でヒットしているCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」をピックアップ。れなちも「かっこいい曲!」と声を上げます。

同曲は“ヒップホップ・ラップ”のジャンルに分類されますが、キャピタルさんは「従来の音楽の縛りを全部脱出できていて、自由な表現ができる」と評するほど好きなジャンルだと言い、特に「Bling-Bang-Bang-Born」は、まさに自由度の高さが全開とのこと。

キャピタルさんは、まず“歌声の使い分け”に言及し、「普通の歌であれば、“きれいな声”“激しい声”など1~2つの歌い方を使い分けて歌うけど、この曲の場合、最初はキャラクター(ボイス)のような面白い歌い方で、その後は、きれいなウィスパーボイスだったり、かっこいいラップだったり、高い滑らかな美しい歌声だったり。本当に歌い方に遊び心があって、(曲のなかで)多くの登場人物を感じる、まるでミュージカルや舞台を見ているような感覚」と解説すると、れなちも「わかります! 移り変わりがドラマチックですよね!」と共感します。

続いてメロディー・リズムについては、「普通に音階にできるメロディーもありますけど、音階に縛られない音と音のあいだを自由に歌う絶妙な技術がスゴい。それによってリズムが前に出てくるので、普通の歌だったら気持ちよくないリズムが、ラップならではの歌い方ですごくきれいに聴こえる。リズム自体も、アフリカ音楽の技術が入っているので、乗りやすくて気持ちいいリズムができています。コード進行でも緊張感と安定感を交互に出す『感情の波』が表現されていたり、本当に細かいところまで最高で天才的な楽曲」と大絶賛!

その後も「Bling-Bang-Bang-Born」の素晴らしさをたっぷり語るものの、「この曲だけで30分以上は話せる」と豪語するキャピタルさんに、「そうですよね~」思わず納得するれなちでした。

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2月29日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年3月8日(金) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

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