12歳で1型糖尿病と診断「持病あっても自由に生きられると伝えたい」 猪野屋楓さんが歩んだ琉球舞踊の道 沖縄・うるま市で2月10日公演

 琉球舞踊家の猪野屋楓さん(26)の公演が10日午後2時から、うるま市生涯学習・文化振興センターゆらてくである。12歳で1型糖尿病と診断された猪野屋さんは、周囲の支えを得て県立芸術大学で学ぶなど、芸能の道を歩んできた。

 公演では琉舞などを披露すると共に「1型糖尿病に限らず、持病があっても自由に生きられることを伝えたい」と考えている。

 1型糖尿病は膵臓(すいぞう)のインスリンを分泌する細胞が破壊されるために起こり、生活習慣が関わる2型糖尿病とは異なる。公演では医師による講話などもある。

 自らインスリンの注射をして通学を続けたという猪野屋さんは「入学や進学前の時期なので、学校関係の人などにも理解を広げたい」と希望している。問い合わせは実行委員会、電話098(834)2628。

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