新生ルヴァン杯に燃えるJ2千葉MF風間宏矢!川崎時代の思い出を明かす「先輩たちやっぱりすごいなと」

2日、明治安田J2リーグ第2節で藤枝MYFCに4-0の快勝を収め、今季公式戦初勝利を飾ったジェフユナイテッド千葉。

開幕戦はホームでモンテディオ山形に2-3と競り負けていただけに、チームに安堵をもたらす勝点3となった。

「まず自分たちがやろうとしていることが、相手の分析をした上で、ああいうふうに行けば行けるだろうと。昨年も今回のような試合は多々ありましたけど、改めて自分たちの良さを出せたゲームでした。それができたのも、勇気を持って1人1人がトライしたこと。山形戦での反省点があったことによってよりそこが明確になったので、みんなが覚悟を決めて動けたというところは素晴らしかったと思います」

この試合、62分から横山暁之と交代で入ったMF風間宏矢はそう振り返る。

30歳となった昨季は小林慶行監督のもとで38試合出場4ゴールを記録。千葉へ加入して3年目の風間は、ベテランらしい責任感で藤枝戦の試合内容について楽観視しすぎないよう釘も刺した。

「ただ、やっぱり相手のところで、ああいう(攻撃的な)サッカーをしてきたからこそ自分たちもあのようなプレーができた部分は間違いなくあります。今後さらに対策を絶対にしてくると思うので、いつも自分たちがやりたいことを簡単にできるゲームではないと、チームとしてもちろんそこは分かっています。そういったところが出てきた中での修正とか、試合の中での修正ができるようになっていければまたさらにチームが良くなるんじゃないかなと思います」

そんな千葉の次戦は、6日(水)に行われる鹿児島ユナイテッドFCとのアウェイゲーム。

今季からリニューアルされ、J1だけでなくJ2とJ3を含めたJリーグ全60クラブが参加する、新生YBCルヴァンカップの初戦だ。

風間は鹿児島戦に向けた囲みで、ルヴァンカップ(旧ヤマザキナビスコカップ)の思い出について尋ねられると、2012年から2013年にかけて在籍した川崎フロンターレ時代のエピソードを明かした。

「フロンターレの時に、あの時はグループリーグがあって、決勝トーナメントには出られなかったんですけどグループリーグには数試合出ました。やっぱり普段“試合慣れ”していない分、急に来る試合で、自分も今と経験値も違いますし、試合の前半とかは相手に呑まれるというか、『なんかうまくいかないな』みたいなのが顕著に自分のところで出ちゃう感じはありました。思い出があるかと言われると、なんかもう必死だったという思い出しかないですけど。それと同時に、決勝トーナメントへ行った後の戦いぶりを見て、『先輩たちやっぱりすごいな』みたいな感じで思っていましたね」

風間が出場したのは2013年大会のこと。高校を卒業した2012年にドイツへ渡ったものの、ビザが取得できなかったため3部のオスナブリュックと契約できず、風間は2012年7月に川崎フロンターレへ加入した。

その2年目である2013シーズン、風間はリーグ戦での試合出場が減り、カップ戦の出場が主だった。その中での思い出だったと言える。ちなみに川崎はこの大会、準決勝で浦和レッズにアウェイゴール差により敗退している。

風間自身、昨年J2&J3のルヴァンカップ参戦が決まった時からこの大会のことをすごく楽しみにしていたという。

「今年からルヴァンが(J2でも)始まるというのは去年の時点から分かっていて、ものすごくそこに対してのモチベーションは高かったです」と語り、その理由については「勝ち進めばタイトルが獲れるという分かりやすいところもありますし、あとは試合数が増えれば増えるほど…試合が嫌いな選手がいないので、自分がプレーできるというところなど、色々なモチベーションがあります」と明かした。

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1stラウンドは初戦からノックアウト方式で行われる新生ルヴァンカップ。

千葉は1回戦となる6日の鹿児島戦に勝利した場合、4月17日の2回戦では昨季J1昇格プレーオフ準決勝で対戦した東京ヴェルディと対戦する。

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