こんにちは！リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです！今回は、来る3月7日（木）に行われる「大曲翔ヴァイオリン・リサイタル 西日本ツアー2024 福岡公演」（アメリカ大使館 後援）に先立って行われたイヴェントの様子をお伝えさせていただきます。
2人の我が子も同じ楽器を勉強しているので、1ミリでも多くのことを吸収しようと、張り切って会場へ向かいました～。
大曲翔さんについて
ドイツ生まれ、ニューヨーク育ちのヴァイオリニスト、大曲翔（おおまがり しょう）さんは
音楽芸術学博士であり、欧米8世界大会優勝者でもあり、音大世界ランク1位のジュリアード音楽院卒でありながら、量子力学、脳科学、仏独伊中韓5ヶ国語を大学で学ぶという異質な経歴の持ち主。
大西洋上のタイタニック号沈没100周年追悼式典で演奏し、その様子がCNNなど世界主要メディアに取り上げられるなど世界的に演奏活動をこなす中、24歳の若さでニューヨークの音楽大学教授に就任。
日本滞在中は子供たちを対象にしたアウトリーチ活動を無償で行い、ツアー全会場に学生の招待席を確保するなどとした、クラシック音楽をより広めるための活動もアメリカ大使館に評価されるなど、その輪は本拠地を離れた日本でも広がっています。
西南学院高校で♪
今回は、演奏会が行われる3日前に、西南学院高等学校で大曲さんによる「弦楽部の指導」が行われました。
リハーサルにも同席させていただいたのですが、演奏前の貴重なお時間の中でも、終始笑顔で質問に答えて下さる大曲さんのお人柄に、演奏と指導への期待も高まります。
定期演奏会を数週間後に控えた生徒さんたちに、今すべきこと、今できることを的確にアドヴァイス。調弦の際、物理的視点からの説明が新鮮でした。
「怖がらずに、ミスを恐れず、自信を持って思い切ってやってしまおう！」と笑顔でおっしゃる大曲さん。それを聞いた後の生徒さんの演奏は、グンとレヴェルアップ！さらに「自分以外の楽器の音も聞く。こう弾いて！と相手にたきつけることも大事ですよ。」と聞いた後の生徒さんの演奏は、さらに生き生きとしたものになりました。
お互い”聴く”ことの大切さを伝えるために選曲した「ハンガリー舞曲 第5番／ブラームス」はピアニストとの見事な掛け合いによる演奏でした。
そして、ニューヨークで聴いた久石譲の音楽が、日本に来るきっかけになったということで「人生のメリーゴーランド～ハウルの動く城」（編曲：大曲翔）を演奏し、気持ちを演奏に乗せることの大切さを伝えてくださりました。
大曲さんと福岡との縁
⼤曲翔さんが、アメリカ⼤統領奨学⽣賞を受賞したユダヤ系アメリカ⼈ピアニスト、アリ・リヴネを率いて（初来福！）福岡を⻄⽇本ツアー最終公演の地に選ばれたのには、理由があるんです。
偶然⽇本に休暇で訪れていた２０２０年に新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、２０年以上住んでいたニューヨークから締め出されてしまいました。完全に孤⽴してしまった⼤曲さんに昼夜問わず世界中からかかってくる電話は、すべて演奏キャンセルの連絡。そんな⼤曲さんを迎え⼊れてくれたのが福岡だったそうです。渡航制限が解かれた今なお世界と⾏き来するほどになった今、福岡を、⼤曲さんは⻄⽇本ツアーの最終公演に選ばれました！
プログラムは古典派から近現代まで、全6曲。学⽣は異例の3歳から⼊場可能、託児サービス有り（詳しくはホームページをご覧ください。）
「ヨーロッパとアメリカで磨かれた演奏をお届けします。福岡の皆様にお会いできるのを楽しみにしております。」と大曲さん。大曲さんの、お人柄が伝わる素晴らしい演奏を聴きに是非！会場へ足をお運びくださいね♪
「⼤曲翔ヴァイオリン・リサイタル⻄⽇本ツアー2024福岡公演」
⽇時：2024年3⽉7⽇（⽊）18:30開場∕19:00開演
会場：アクロス福岡シンフォニーホール
主催：株式会社BROWNLABELJAPAN
HP：（ユニケッツ）https://unickets.com
後援：アメリカ大使館
