北電 2025年度の採用"235人"と発表「前年度比+5割」―北海道にラピダス進出しデータセンター新設 電力需要の拡大見込まれるため

採用計画を発表した北電

北海道電力と送配電会社の北海道電力ネットワークは、2025年度に新卒と中途を合わせて235人採用すると発表しました。次世代半導体の工場を建設しているラピダスの北海道進出などで、電力需要の拡大が見込まれるためです。計画通り進めば、採用数は前年度比で5割増。過去10年で17年度に次ぐ規模となります。ラピダスや半導体関連企業の進出に加えて、データセンターの新設や洋上風力発電をはじめとした再生エネルギー事業の拡大も見込まれ、採用を大幅に増やします。計画では、新卒が事務系53人、技術系137人の合わせて190人。中途が事務系18人、技術系27人の合わせて45人を予定しています。多様な知見や経験、年齢層を確保するため、過去の退職者を対象にした「カムバック採用」や社員の紹介による「リファラル採用」を新たに導入します。北電と北電ネットワークは「電力の安定供給と脱炭素化の推進を両立させるとともに、新たな事業領域にも果敢に挑戦する人材を確保したい」と話しています。

© 北海道文化放送株式会社