<レスリング>関西圏レスリングの発展を目指した大学・高校の合同合宿(関西オープン合宿)が今年も開催、300選手が集まる

「関西圏大学レスリングの更なる発展」を趣旨として、関西圏にある大学と高校有志が一致団結しての「関西オープン合宿」が3月1~3日、奈良・天理大(天理市)で行われ、関東から招待の立大、慶大を含めて11大学・22高校から約300選手が集まった。

昨年の第1回に続いての開催。今年はスペシャルサポートとして、昨年のアジア大会優勝の長谷川敏裕選手ら三恵海運の選手がコーチ役として参加した。

▲関西圏の大学・高校のレベルアップを目指して約300選手が集まった関西オープン合宿

《参加大学》
関大、立命館大、近大、同志社大、桃山学院大、大体大、神戸医療未来大、帝塚山大、天理大、立大=招待、慶大=招待

《参加高校》
奈良=大和広陵高、添上高
大阪=大体大浪商高、興國高、近大附高、同志社香里高
京都=丹後緑風高、海洋高、京都八幡高
兵庫=芦屋学園高
滋賀=八幡工高、日野高
和歌山=和歌山工高、和歌山北高
愛媛=今治工高、北条高、今治西高
愛知=星城高
三重=朝明高
岐阜=岐南工高
富山=高岡向陵高、滑川高

《スペシャルサポート》
三恵海運選手=吉田ケイワン選手、長谷川敏裕選手、吉田アミンコーチ、山崎幹太郎コーチ

合宿初日の1日は、大学のみの練習で、リーグ戦を実施。招待大学の立大と慶大との試合では、関西の大学が両サイドに分かれて熱い応援合戦が行われた。

2日は高校選手が参加して午前、午後の2回、スパーリングや三恵海運選手による技術指導が行われ、午後4時から、長谷川選手による小学生チーム(天理ゴリッツ)へのレスリング 教室も実施。3日も同様のメニューで行われた。

発起人は帝塚山大・鈴木貫太郎コーチ。関西圏の大学のレベルアップと交流を目的に、一致団結することで全体の発展を目指してスタート。高校生も加わって練習することで、さらに結束を深め、将来の道筋をつけることで競技人口の増加へつなげる目的もある。

昨年の第1回合宿のあと、「今後もぜひやってほしい」という声が多く、三恵海運の協力のもと今年も実施された。(写真と動画は、鈴木貫太郎コーチ提供)

▲定年により今月で指導現場の第一線を退く愛知・星城高の岡田洋一監督と合宿の提唱者、帝塚山大の鈴木貫太郎コーチ

© 公益財団法人日本レスリング協会