50セント、小説を出版へ

50セント(48)が小説を発表する。2冊の本の出版契約を結んでいる50セント(本名カーティス・ジャクソン)の最初の1冊『ジ・アカンプリス』が9月3日に発売予定だ。

ピープル誌入手の50セントからの声明にはこう綴られている。「犯罪小説を出したいんだ。俺のデビュー小説、その後に続くシリーズが人々の心を掴むことだろう」

『ジ・アカンプリス』は強盗事件を専門とするFBIエージェントのニア・ロビンソンを中心に展開される物語で、同小説を出版するハーパー・コリンズ社のインプリント、アミスタッドのヘンリー・バス編集長はこう話す。

「『ジ・アカンプリス』は読者に素晴らしい驚きを提供することでしょう。ページをめくるごとに皆さんが求める全てが入っています。鮮やかな文章、複雑で多面多岐な登場人物、多くの予期せぬどんでん返し、そして機知に富んだ会話と著者の唯一無比の魅力や現実味のある物語全部です」

ラッパーとして確固たる地位を築いている50セントだが、文学の世界でもその才能をすでに発揮しており、2020年には音楽ビジネスからテレビ業界へ移行した経緯をつづったノンフィクション本『ハッスル・ハーダー、ハッスル・スマーター』を出版、同著書で50セントは、ヒップホップミュージックの変化を受け自身の収入を増やす別の機会を探す必要があったことをこう綴っていた。「ヒップホップは先へ進んでいった。自分が財政的、職業的に成長し続けたいのなら、事業を広げていくことが急務だった」「簡単な決定ではなかった、しかし(新たな現実を)俺は理解していたんだ」

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