都市機構震災復興本部/福島県双葉町のまちづくり本格支援、条件など整理へプロポ公告

都市再生機構東北震災復興支援本部は、JR双葉駅(福島県双葉町)周辺の特定復興再生拠点区域内で双葉町が計画するまちづくりの本格支援に着手する。4日に「双葉駅周辺施設まちづくり条件等整理業務」の委託先を決める簡易公募型プロポーザルを公告した。必要な機能や事業面積などを含めた初期段階調査で内容を整理し、町の復興まちづくり計画(第三次)に最適な整備手法などを検討。参加申請を18日まで受け付ける。評価が高い上位3者を選び4月3日まで技術提案書の提出を求める。
必要な機能や事業面積などを含めた初期段階調査で内容を整理し、町の復興まちづくり計画(第三次)に最適な整備手法などを検討する。町が市街地再整備事業を進める同駅周辺エリアで、中長期的な復興を見据えた施設整備を検討。履行期間は2026年3月31日まで。
同機構の東日本地区で23・24年度測量・土質調査・建設コンサルタント業務の業種区分「調査」に認定され、14年度以降に東北地方でPPP/PFI事業の導入調査か福祉施設の調査・検討業務を完了した実績が必要になる。
履行場所は双葉町ほか。業務内容は、施設整備・運営に向けた事業者公募の各諸条件整理や施設整備関連の法令整理、発注・整備手法の検討など。公募実施要領などの作成補助や設計業務の補助なども担う。業務規模は4800万円(税込み)程度を想定している。
JR双葉駅周辺は第2次復興計画で“住む拠点”に位置付けられ、22年には駅東側に双葉町役場仮設庁舎が開設するなど暮らしに必要な施設の整備が予定されている。駅東エリアで「にぎわい復興プロジェクト」、駅西エリアでは「良好な住宅地の形成に向けた町営住宅の整備」などを推進している。

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