町田退団で母国復帰。アデミウソン、デビュー弾後に日本語喋る「日本人が…」

アデミウソン 写真:Getty Images

かつて横浜F・マリノスやガンバ大阪でプレーしていたブラジル人FWアデミウソンは、2023シーズン限りで町田ゼルビアを退団し、ブラジル2部アヴァイFCへ加入。デビュー戦でいきなりゴールを決めたが、試合後のインタビューにおけるコメントがネット上で話題になっている。

現在30歳のアデミウソンは、2015シーズンに横浜FMでプレーすると、翌2016シーズンから5年間にわたりG大阪に在籍。自身の酒気帯び運転が原因でG大阪を退団した後は、中国の武漢三鎮に在籍。中国1部、2部のタイトルを獲得するなど実績を積み重ねて、昨年9月に町田へ移籍。長期離脱中のブラジル人FWエリキにかわる活躍が期待されたが、J2リーグ3試合の出場で1ゴールという結果に終わり、今年1月13日に退団が正式決定していた。

1か月以上にわたり無所属状態だったアデミウソンだが、先月23日にアヴァイFCと2024シーズン終了後までの1年契約を締結。かつて名古屋グランパスやセレッソ大阪でプレーしていたDFチアゴ・パグヌサットとチームメイトになった。

すると今月3日開催のサンタカタリーナ州選手権コンコルディアAC戦で途中出場。0-0で迎えた88分に左サイドからドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア手前の左斜め45度の位置から右脚を振りぬくと、シュートは相手GKの手を弾いてゴールマウスに吸い込まれた。

またアヴァイFC公式X(旧ツイッター)アカウントでは、「我々のストライカーは、日本語を使ってアヴァイFCサポーターの愛に感謝した!」という投稿とともに、アデミウソンのインタビュー動画が掲載。同選手はインタビュー終了間際に日本語で「ありがとうございます。ありがとうね」とコメントを残している。

このアデミウソンの振る舞いは、日本のファン・サポーターの間でも話題に。「スタンドに日本人がいたのかな?」「日系人多いからな」「アデミウソン、母国でも頑張れ」といったコメントが飛んでいる。

なおアヴァイは直近10年間で1部と2部を4度行き来しているエレベータークラブ。2022シーズンに1部で19位に終わり2部へ降格すると、翌2023シーズンは1部昇格圏の4位アトレチコ・ゴイアニエンセから勝ち点20差の13位に終わっている。

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