元ツイッター幹部が提訴 マスク氏に退職金を要求

イーロン・マスク氏(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米ツイッター(現X)運営会社の元幹部4人が、同社を買収したイーロン・マスク氏に対して計1億2800万ドル(約190億円)超の退職金支払いを求めてカリフォルニア州の裁判所に提訴したことが4日、分かった。米メディアが報じた。マスク氏は買収後に幹部を解雇していた。

 提訴したのは買収時にツイッターの最高経営責任者(CEO)を務めていたパラグ・アグラワル氏や元最高財務責任者(CFO)のネッド・シーガル氏ら。報道によると、マスク氏は解雇理由を重大な過失と違法行為としているが元幹部側は否定している。

 マスク氏は2022年4月にツイッターの買収を提案した後、7月に撤回を表明。アグラワル氏らがマスク氏に買収契約の履行を要求し、10月にマスク氏は買収したが直後に全取締役を解雇した。

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