炊きたてご飯もによく合う!難読漢字「芹」はなんて読む?

日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ

こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

今回の漢字「芹」は、「くさかんむり」の下に「斤」の字。「斤」は食パンを数えるときに「一斤(いっきん)」などと使うことで知られていますね。

「斤」は重さの単位としても使う字なのですが、残念ながらヒントにはなりません。

「くさかんむり」がつくことから、何か植物に関係あるらしいというのはわかりますね。なんとなく、どこかで見たような字ではありませんか?

さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。















正解は……

答えは「せり」でした!

セリはセリ科の多年草で、湿地などに自生しています。春の七草の1つとしても知られていますね。「せり」の語源は「競り合う」ように生えるということからと考えられています。

日本では古くから食べられていて、『枕草子』にも用例があり高貴な人の食卓にものぼっていたようです。茎や葉を軽くゆでて食べることが多いですね。

独特の香りがあり、食欲をそそられるのが特徴の野菜。

ほどよい歯ごたえもあり、炊きたてご飯の上にのせて食べるとおいしいです。なよなよとした見た目とは裏腹に、栄養豊富な緑黄色野菜です。

自生しているものを探さなくても、春にはスーパーなどに並んでいるものを買うことができます。水田で栽培されているとのこと。水の中で育つので、収穫の様子は見るからに大変そうです。

夏には花を咲かせる様子を見ることができます。白い小花がまとまって開く姿は、清潔感がありかわいらしいですよ。

「芹」という字を単独で見ることはあまりないですが、神奈川県をはじめとして「芹沢」という地名が各地にあるため、見覚えがある人は多いことでしょう。地名を発祥とする人名もあるので、あなたの近くにも「芹」が名前につく人がいるかもしれませんね。

というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

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