「天才的な決断」「日本代表の方が明らかに優れていた」遠藤航を選んだクロップに称賛!獲得候補だったユナイテッドMFの重大ミスで地元メディア喝采「カルトヒーローになった」

現地3月3日のダービーで、宿敵マンチェスター・シティに1-3で敗れたマンチェスター・ユナイテッドは、途中出場で失点に繋がるミスを犯したモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトが辛辣な批判を浴びた。

そんななか、リバプールの専門サイト『ROUSING THE KOP』は、レッズが獲得する可能性があったアムラバトと同じポジションの遠藤航を比較。「クロップ監督の天才的な決断だった」と喝采を送っている。

「シティの3点目は特に失点の仕方が残酷だった。グアルディオラ監督の激しいプレッシングが功を奏し、アムラバトがボールを保持して奪われた。アムラバトにとっては見たくない瞬間だった。しかし、夏にユルゲン・クロップがなぜリバプールに対して天才的な決断を下したのかを浮き彫りにする瞬間でもあった」

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同メディアは「昨夏、クロップ監督はモイセス・カイセドの獲得を逃したため、アムラバトとエンドウのどちらと契約するかを選択していた。結局、アムラバトではなくエンドウを選択し、前者は最終的にマンチェスター・ユナイテッドに加入した」と経緯を説明している。

「その時、モロッコ代表としてワールドカップで素晴らしいパフォーマンスを見せたアムラバトはおそらく(獲得候補の中で)最も有名な選手であり、一方、エンドウはあまり注目されていなかった。ファンはクロップの決断に疑問を抱いた」

記事は「しかし、エンドウはマスターストロークであると証明された。アムラバトは、週末にミスが浮き彫りになったように、シーズンを通じて苦戦してきた。一方、エンドウはアンフィールドでカルト的なヒーローとなり、素晴らしいパフォーマンスをしている。日本代表選手の方が、大差をつけて明らかに優れていた」と続け、こう締め括っている。

「時には監督の直感を信じなければならない。クロップは明らかにブンデスリーガをよく知っており、エンドウをアンフィールドに連れてくることの意味をよく理解していた」

もしアムラバトだったら――。リバプールのサポーターはゾッとしているかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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