8月9日「日立場所」 大相撲7年ぶり巡業 枝川親方ら市長表敬 茨城

小川春樹市長(左)と面会し巡業をPRする枝川親方=日立市役所

大相撲の夏巡業「日立場所」(同実行委員会主催)が8月9日に、茨城県日立市東成沢町の市池の川さくらアリーナで開かれることが決まった。日本相撲協会の枝川親方(54)=元蒼樹山関=らが4日、市役所に小川春樹市長を表敬訪問し、同市で7年ぶりとなる巡業への来場を呼びかけた。

同市での巡業は2017年8月以来。今回は市制施行85周年を記念して開催する。巡業には横綱照ノ富士関や大関琴ノ若関、土浦市出身の高安関など、7月の名古屋場所の番付による全幕内力士を含め、総勢約200人の相撲団が同市に集結する。

当日は迫力ある公開稽古や幕内の取組のほか、相撲の禁じ手をユーモアを交えながら紹介する「初切(しょっきり)」、相撲甚句、握手会、太鼓打ち分けなど多彩な催しを予定している。

会場を下見した枝川親方は「立派な体育館」と感想。現役時代は同市出身力士の大至や日立龍とも対戦したといい、元横綱稀勢の里(二所ノ関親方)などの茨城県出身力士の名を挙げながら「茨城は相撲どころ。お年寄りから子どもまで3世代が楽しめる巡業にしたい」と話した。

小川市長は「多くの市民が喜ぶ。盛り上がりを期待したい」と語った。チケットは一般販売に先駆け、10~14日に市民優先予約販売される。

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