豊後竹田駅の発車メロディー、滝廉太郎作曲の「花」に 3月下旬から【大分県】

「花」の録音会に臨んだコーラスグループのメンバーら=竹田市玉来のグランツたけた

 【竹田】竹田市会々のJR豊後竹田駅の発車メロディーが変わる。駅の開業100周年記念で、JRグループの福岡・大分デスティネーションキャンペーン(4~6月)に向けて新調。新たな曲は同市ゆかりの音楽家滝廉太郎作曲の「花」で、3月下旬から流れる。

 同駅では現在、発車時に船村徹作曲「サンチャゴの鐘」の音色、到着時は滝廉太郎の「荒城の月」の合唱が放送される。

 2月中旬に「花」の合唱録音会が市内玉来の市総合文化ホール(グランツたけた)であり、コーラスグループ「コール竹田・メリーズ」と「竹田混声合唱団」のメンバー、市民有志ら計約50人が参加。指揮を務める鎌田哲夫さん(80)=市内竹田=から指導を受けた後、ピアニスト大塚亜依さん(38)=市内直入町長湯=の伴奏に合わせ、「春のうららの隅田川~」と歌声を響かせた。

 市内竹田町の主婦副田公子さん(73)は「軽やかな曲で、人を送り出すのにふさわしい。竹田の人の温かさも伝われば」と話した。

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