「働く」ミツバチ花から花へ忙しく きょう二十四節気「啓蟄」【大分県】

膨らみかけたイチゴに止まるミツバチ=4日、杵築市守江

 5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。次第に暖かくなり、冬ごもりをしていた虫が外に出てくる頃とされる。

 杵築市守江の「浜いちご園」では4日、イチゴを栽培するビニールハウスの中でセイヨウミツバチがせわしなく飛び回り、花の蜜を集めていた。

 ハウス内に巣箱を置き、ハチが花から花へ移動することで受粉を助けている。

 農園長の佐藤純一さん(44)は「受粉したイチゴは大きく形が良いものになりやすい。きれいなイチゴができるのはミツバチのおかげ」と話した。

 大分地方気象台によると、5日は低気圧や前線の影響により、県内全域で雨が降る。雷を伴う所もありそう。最高気温は10~12度の予想で、平年よりやや低い見込み。

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