「鳥取版トキワ荘」なるか ゲーム、音楽、動画、漫画などメンバー5人選出 鳥取県と講談社が育成支援

鳥取版「トキワ荘」を目指すサインイン・コワーキングオフィス=境港市上道町(鳥取県提供)

 デジタルコンテンツのクリエーターが境港市内の共有オフィスに集い創作活動に取り組む、鳥取県と講談社(東京)のプロジェクトの参加メンバーが決まった。ゲームや音楽、漫画などの作り手5人で、4月に活動を始める。県はオフィスが手塚治虫さんら漫画界の巨匠が切磋琢磨(せっさたくま)した「トキワ荘」の鳥取版となるよう期待する。

 プロジェクトには166人が応募し、講談社が選考した。書類選考通過者16人の中から将来性や人間性などを評価し5人を選んだ。いずれも応募名で、ゲーム制作のKHさん、音楽制作のOLDUCTさん、動画制作のもちよさん、漫画家のハチノジさんとなすさん。3月中に境港市に移住する。県は4月以降にメンバーのお披露目会の開催を検討している。

 プロジェクト名は「とっとりクリエイターズ・ビレッジ」で、境港市内の共有オフィス「サインインコワーキングオフィス」を拠点とし、活動期間は2年間。講談社から活動費として毎月約20万円を受け取り、同社の編集者から助言を受けながら技術を磨く。

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