東大 27年秋に5年制新課程開設へ

東大は2月20日、学士課程4年・修士課程1年からなる5年制新課程、College of Design(仮称)を新設する方針を明らかにした。2027年秋の開設を目指し、学内で検討を進めている。従来の学問分野をまたいだ文理融合型で、規模は1学年100名程度。入学時期は秋とし、授業は英語で実施する。入学試験に関してはグローバル入試を実施し、国内外から学生を受け入れる予定。東大は既存の学部学生も新課程の授業を受講できる制度も検討している。

新課程では地球市民の視点からの価値創造と社会システム設計の統合を含む広義の「デザイン」教育を展開。既存の学問領域を超えた学際的な学びと学生自身の関心や問題意識に従って主体的に課題解決に取り組める場を提供。地球規模の課題に率先して取り組める人材の育成を目指す。一部メディアによると5年間のうち1年間は留学や企業でのインターンシップなど、学外での学びを課す方向だと報じられている。

教員組織に関しては既存学部との兼任に加え、国内外からの教員や民間企業の実務家等の指導を受けられる体制を整備。既存学部との教員のシェア構造によって、教育・研究面での改革の全学への波及を推進する。

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