米政府の中国車リスク審査に重大懸念 中国商務部

米政府の中国車リスク審査に重大懸念 中国商務部

中国商務部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京3月5日】中国商務部の報道官は4日、米政府がこのほど、中国製コネクテッドカーに対し国家安全保障リスク審査を行うと発表したことについてコメントを求められ、次のように述べた。

 中国は関係の状況に留意している。米国が「国家安全保障」を口実に中国車の正常な輸出を阻害しようとしていることに、中国は重大な懸念を表明する。

 米国はここ数年、中国車に対し高額の追加関税を課し、政府調達参加を制限し、差別的補助金政策を導入しており、今回また国家安全保障を旗印に非関税障壁を設けようとするのは、典型的な保護主義のやり方で、世界の自動車産業チェーン・サプライチェーンを混乱させ、ねじ曲げるもので、米国の消費者の利益を損なうことになる。

 中国の電気自動車産業の発展は、世界の自動車業界のグリーン(環境配慮型)構造転換や気候変動対応に積極的に貢献している。中国は米国に対し、市場原則を尊重し、各国企業に公平な競争環境を築くよう促す。中国は引き続き米国の審査状況を見極め、必要な時には強力な措置を取り、自らの合法的権益を断固として守っていく。

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