38歳のジョシュ・ドナルドソンが現役引退 2015年ア・リーグMVP

日本時間3月5日、ジョシュ・ドナルドソンは出演したポッドキャスト番組のなかで現役引退を表明した。「今日は私にとって悲しい日であると同時に、人生を捧げてきたゲームからの引退を発表できる幸せな日でもある」とドナルドソン。「大好きなゲームをこれ以上プレーできないのは悲しい。でも、家族のそばにいて、人生の次のチャプターに進むことができるのはとても幸せだ」と素直に心情を語った。当初は今季もプレーするつもりで準備していたが、フィットする球団を見つけることができなかったようだ。

現在38歳のドナルドソンは2010年にアスレチックスでメジャーデビュー。2012年にスイングの修正を行うと、翌2013年には打率.301、24本塁打、93打点、OPS.883と飛躍を遂げ、MVP投票で4位にランクインした。2014年は打率を落としたものの、打率.255、29本塁打、98打点、OPS.798を記録し、初のオールスター・ゲーム選出。同年オフ、4選手とのトレードでブルージェイズへ移籍した。

ブルージェイズへ移籍したドナルドソンはさらなる進化を遂げ、2015年は打率.297、41本塁打、123打点、OPS.939の大活躍で打点王のタイトルを獲得。MVPにも選ばれた。翌2016年も打率.284、37本塁打、99打点、OPS.953の好成績を残し、3年連続のオールスター・ゲーム選出に加え、2年連続でシルバースラッガー賞に輝いた。2017年も33本塁打を放ち、2013~17年に記録したbWAR(33.1)はマイク・トラウト(エンゼルス)に次ぐ2位。この時期のドナルドソンは間違いなくメジャーを代表する選手の1人だった。

2018年以降は故障が増え、インディアンス(現ガーディアンズ)、ブレーブス、ツインズ、ヤンキース、ブリュワーズとチームを転々とした。2019年に37本塁打を放つなど、輝きを放つシーズンはあったが、全盛期のような安定した活躍を見せることはできなかった。メジャー13年間で通算1383試合に出場し、1310安打、打率.261、279本塁打、816打点、OPS.847を記録。MVP1度、シルバースラッガー賞2度、オールスター・ゲーム選出3度のほか、2015年にハンク・アーロン賞、2019年にはカムバック賞を受賞した。

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