森元総理の証人喚問必要 小池書記局長

 日本共産党の小池晃書記局長は4日の記者会見で自民党派閥パーティーを巡る裏金問題で、裏金づくりが20数年前から始まったのではないかとの安倍派幹部発言などをあげ「森喜朗元首相が会長だった時代から始まった可能性が高い」として「森氏の証人喚問が必要」と述べた。

 また下村博文元文科大臣(裏金額476万円)が衆院政倫審への出席の意向を見せていることに「出席は当然」とした。安倍派では故・安倍晋三元総理が2022年4月に「還流を廃止する」意向を示したことが分かっているが、違法性を認識しての廃止議論だった可能性を下村氏は窺わせていた。

 立憲、共産など野党側は世耕弘成前参院幹事長(裏金額1542万円)はじめ参院議員では裏金額が最も多い山谷えり子元国家公安委員長(2403万円)橋本聖子元東京五輪担当大臣(2057万円)宮本周司元財務大臣政務官(1482万円)、堀井巌元外務副大臣(876万円)ら31人と離党した大野泰正元国交大臣政務官(5154万円)の計32人の政倫審への出席を求めている。(編集担当:森高龍二)

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