「自家製サラダチキン」VS「市販のサラダチキン」毎日食べると1ヶ月の食費はどれくらい違う?

市販のサラダチキンの平均価格

今回は、コンビニエンスストア大手3社のサラダチキンの価格を調査しました。サラダチキンにはさまざまな味がありますが、今回は最もシンプルなプレーン味の価格を紹介します。

セブン―イレブン・ジャパン「糖質0gのサラダチキン(プレーン) 110g」の販売価格は235円(税込み)、ローソン「国産サラダチキン プレーン」の販売価格は268円(税込み)、ファミリーマート「たんぱく質20.8g 国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩」の販売価格は268円(税込み)です。

コンビニエンスストア大手3社のサラダチキンの平均価格は257円(税込み)となっています。

自家製サラダチキンにかかる費用

サラダチキンの材料は鶏むね肉と各種調味料です。「小売物価統計調査 (動向編)2024年1月」によると、鶏肉100gあたりの東京都区部小売価格は144円となっています。

胸肉は鶏肉の部位の中でも特に安く、スーパーマーケットでは100円以下で購入できることが多いです。市販のサラダチキンは110g前後のものが多めですが、今回は分かりやすいように鶏むね肉100gで作ると仮定します。仮に100gで78円の鶏むね肉を購入した場合、材料費は調味料と合わせて100円前後に収まるでしょう。

「NHK みんなのきょうの料理」の公式サイトで紹介されているレシピでは、鍋は使わずに電子レンジ(600W)に約8分間加熱して作っています。600W(消費電力0.9kW)の電子レンジを1分間使用した際の電気代は、0.9kw×31円/kwh÷60分=約0.47円です。よって、8分間使用した際の電気代は約3.76円となります。

電気料金単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会の公式サイトを参考に31円/kWh(税込み)を採用しました。洗い物にかかる水道光熱費やジッパー袋の購入費を考慮しても、自家製サラダチキン1食分にかかる費用は120円前後と予想されます。

自家製サラダチキンの節約効果

コンビニエンスストアのサラダチキンを1日1個購入する場合、1ヶ月間にかかる費用は257円(税込み)×30日=7710円(税込み)です。

一方、自家製サラダチキンを作る場合の1ヶ月間の費用目安は、約120円×30日間=約3600円となります。自家製サラダチキンを作る節約効果は1ヶ月間で7710円-3600円=4110円となり、市販のサラダチキンの半額以下で済むことが分かりました。

鶏むね肉を加熱したり耐熱皿を洗ったりする手間はかかりますが、自家製サラダチキンを作る節約効果は大きいといえるでしょう。スーパーマーケットの特売セールなどを狙うと、鶏むね肉はさらに安く購入できる可能性もあります。

自家製サラダチキンに挑戦しよう

スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは200円を超えることが多いサラダチキンですが、原材料は安く購入できる鶏むね肉です。安いスーパーマーケットや特売セールなどを狙えば、1食あたり100円以下で作ることも可能でしょう。

一方、市販のサラダチキンは、調理不要ですぐに食べられる点が魅力です。忙しいときは市販品、時間があるときは自家製サラダチキンに挑戦するなど、上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。

出典

セブンプレミアム公式 糖質0gのサラダチキン(プレーン) 110g
ローソン公式サイト 国産サラダチキン プレーン
ファミリーマート たんぱく質20.8g 国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩
政府統計の総合窓口 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編)月次 2024年1月
みんなのきょうの料理 サラダチキン
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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