春の訪れ 縮景園で「松のこも外し」 広島市

3月5日は二十四節季の一つ「啓蟄」です。冬の間、松に巻き付けられていたこもを取り外す作業が行われました。

若森明日香記者「雨が降る中、素早くこもが取り外されていきます」

こも外しは江戸時代から伝わる害虫を駆除する方法で春の訪れを告げる風物詩です。

こもの中で冬を越した松の害虫「マツカレハ」の幼虫が活動を始めるとされる啓蟄の日に毎年取り外します。

縮景園にある黒松と赤松約360本に巻かれたこもが庭師5人の手で取り外されていきました。

福山からの来園者「長い間巻かれてたのが外されていく松の木としてはちょっと寒いのではないかな今日は。これが本当の春なのか実感したいなと思っています」

22日にはソテツに巻かれたこもも外されるということです。

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