【春呼ぶ風物詩】箱根松並木の「こも外し」作業行われる…松枯れ被害で5月には薬剤散布も(静岡・三島市)

二十四節気の一つ「啓蟄」の5日、静岡・三島市の箱根松並木では、春の風物詩「こも外し」の作業が行われました。

この作業は、松に巻かれた稲わらの「こも」を取り外すことで、冬ごもりで中に入り込んだ害虫を駆除しようというものです。

5日は、朝早くから地元造園業者らが出て、松の幹に巻かれた「こも」を手際よく取り外していきました。

2024年は、松枯れの原因となるマツカレハの幼虫がほとんど見られなかったということですが、三島市によりますと、2023年度は、松枯れのため10本の松を伐採していて、さらなる被害を防ぐため5月に害虫駆除の薬剤散布を行う予定だということです。

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