F1=FIA会長、23年サウジGPへの干渉疑惑で調査─報道

[4日 ロイター] - 英BBCは4日、国際自動車連盟(FIA)のモハメド・ビン・スライエム会長が、昨年に行われた自動車レースF1のサウジアラビア・グランプリ(GP)の結果に干渉した疑いで調査を受けていると報じた。

FIAコンプライアンス担当役員のパオロ・バザーリ氏が倫理委員会に提出した報告書をBBCが確認したという。

それによると、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソ(スペイン)が受けたペナルティーを取り消すためにスライエム会長が介入。FIAの中東・北アフリカ地域のスポーツ担当副会長に電話し、アロンソのペナルティを取り消すべきだと語ったとされる。

サウジGPでアロンソは3位でフィニッシュしたが、スターティンググリッドにつく際のミスに対する5秒のペナルティーを適切に消化しなかったとして、レース後に10秒のペナルティを科されて4位に落ちた。しかし、アストンマーチンによる再審請求の結果、スチュワードがペナルティーを撤回したため、アロンソは最終的に3位を獲得していた。

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