フィリーズがエース右腕ウィーラーと契約延長 年平均額は大谷らに次ぐ歴代4位

◆ フィリーズがウィーラーと2027年まで契約延長

現地時間4日、フィラデルフィア・フィリーズがザック・ウィーラー投手(33)と3年1億2600万ドルの契約延長に合意したことを発表した。新契約は2025年から始まり、オプションやオプトアウトは含まれていないため、ウィーラーは2027年までチームに留まる見込みとなる。また、年平均4200万ドルという額は大谷翔平、マックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダーに次ぐ歴代4位の高額契約。上位3選手はいずれもFAの際に結んだ契約であるため、契約延長という形ではウィーラーが歴代最高額となった。

ウィーラーはメッツとフィリーズで9シーズンプレーし、227試合全てに先発登板。通算成績は防御率3.45、87勝63敗。2020年からの4シーズンでマークしたbWAR(19.6)、fWAR(19.3)は共に投手1位の数字で、近年のMLBを代表する先発投手である。2021年にはキャリアハイの14勝に加え、最多奪三振のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞投票で2位に選出された。昨季は32試合に先発し、192回を投げ、防御率3.61、13勝6敗、212奪三振という成績だった。

フィリーズは今オフ、FAとなっていた先発右腕アーロン・ノラと7年1億7200万ドルで再契約しており、今季以降もエースコンビで戦うこととなった。

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