日本製鉄呉地区の「複合的防衛拠点」案 防衛相「跡地一括購入で速やかに整備したい」

木原防衛大臣は、日本製鉄呉地区の跡地を一括で購入して、新たな複合的防衛拠点を速やかに整備したいという考えを明らかにしました。

木原防衛大臣
「防衛省としては防衛力の抜本的な強化のため、速やかに呉地区における新たな拠点整備を行いたいと考えている」

防衛省は4日、広島県などに対して去年秋に全面閉鎖された日鉄呉跡地に、「多機能な複合的防衛拠点」を整備したい考えを伝えました。県は、跡地活用策の選択肢の一つとして「今後丁寧に話を聞いていきたい」としています。

木原防衛大臣は新たな防衛拠点の機能について、▽民間の誘致を含む装備品の維持整備・製造、▽物資の集積場などを含む防災拠点、そして▽岸壁を活用した港湾を想定していることを明らかにしました。

木原防衛大臣
「3つの機能を同一の地域に一体的に整備し、部隊運用の持続性を高めたいと考える」

防衛省は、跡地の一括購入に向けて協議をしていて、今後、拠点機能の区割り=ゾーニングの案を地元に説明したいとしています。

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