中国保険会社設立のファンド、株式投資の準備整う 70億ドル規模

[上海 5日 ロイター] - 中国人寿保険と新華人寿保険が共同で設立した500億元(70億ドル)規模のファンドは中国株式市場への投資を開始する準備が整った。

登録記録や国営メディアの報道で明らかになった。

5日付の証券時報によると、同ファンドは主に流動性の高い大型株に投資する。保険資金を株式市場に誘導する試験的なスキームの第一弾という。

金融規制当局は、株価対策の一環として、長期資金を株式市場に誘導する方針を繰り返し示している。

公式の登録記録によると、同ファンドは2月29日に設立され、3月1日に中国証券投資基金業協会(AMAC)に登録された。

証券時報によると、中国の上場投資信託(ETF)には今年、約3300億元の資金が流入している。

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