日経平均は後場にプラス転換、先物に断続的な買い

Mayu Sakoda

[東京 5日 ロイター] - 5日の東京株式市場で、日経平均は後場に入って下げ幅を徐々に縮め、プラスに転じた。足元では約90円高の4万0200円付近に上値を伸ばしている。先物の断続的な買いがみられ「午前中の下げ渋りをみて買いが入ってきたようだ」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれる。

ファーストリテイリングが上げ幅を拡大し、東京エレクトロンはプラスに転じた。アドバンテストは下げ幅を縮小している。

中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日開幕し、李強首相は2024年の経済成長率目標を5%前後に設定すると表明。「弱い数字が警戒されていたが、ひとまず安心感につながった」(別の国内証券のアナリスト)との受け止めが聞かれる。

セクター別では輸送用機器、水産・農林、電気機器、証券などが前場終値から上げ幅を拡大したりプラス転換している。

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