「卒業おめでとう」バイキング給食 和歌山・安居小と三舞中

バイキング形式の給食を取る安居小の児童(和歌山県白浜町安居で)

 和歌山県白浜町安居の安居小学校(児童14人)と三舞中学校(生徒4人)で3月1日、「卒業おめでとうバイキング給食」があった。今春卒業する小学6年生の2人を含めて児童生徒や教職員がバイキング形式の食事をして、調理員に感謝の言葉を贈った。

 両校は同じ校舎で学んでいる。普段の給食は小中学校で別々に食べているが、卒業の思い出にしようと合同でした。コロナ禍前は同様の卒業記念のバイキング給食をしていたが、2020年以来となった。今年は6年生の小川志劉君、竹本未来さんの2人が卒業する。中学校の卒業生はいない。

 両校の赤井祥子校長はあいさつで、「縁の下の力持ち」としてみんなの健康を支えてくれた調理員と栄養教諭に感謝して、思い出になるよう楽しい時間を過ごしてほしいと呼びかけた。当初は一緒に食べる予定もあったが、感染症対策のため、料理を各自が皿に取った後、各教室に分かれて、様子をオンラインで映し出しながら食べることにした。

 メニューはナポリタンやおにぎり、エビフライ、から揚げ、ドレッシングサラダ、果物、ケーキなど。児童や生徒は「おいしい」と言いながら、お代わりしていた。

 食事の後、給食委員会の児童が調理員に「いつもおいしい給食を作ってくれてありがとうございます」、栄養教諭には「栄養バランスが取れたメニューを考えてくれてありがとうございます」と感謝の思いを伝え、花束を渡した。

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