去年１２月、宇都宮市の路上でワゴン車がバイクに衝突した事故でひき逃げなどの疑いで、車を運転していた警察官が３月１日付けで書類送検されたことが捜査関係者の話で分かりました。
自動車運転処罰法違反の過失傷害と道路交通法違反のひき逃げの疑いで書類送検されたのは、宇都宮南警察署の男性巡査です。
捜査関係者によりますと、書類送検は、去年１２月２２日の夜、宇都宮市内の路上で、バックさせたワゴン車が後ろのバイクとぶつかり、男性を転倒させけがを負わせたのに救護せずに逃走した疑いがもたれています。
事故当時、ワゴン車には同じ警察署の警察官２人も乗っていて、男性巡査は、勤務時間外だったということです。
県警監察課は「職員が不適切な事案を起こした事実は重く受け止めている。今後とも指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントしました。
県警では今年１月、すでに退職している当時の女性巡査が別のひき逃げ事件を起こしたとして道路交通法違反などの罪で起訴され、現在公判中です。
