玉城ティナが北山宏光主演「君が獣になる前に」で史上最悪の毒ガステロを起こすヒロインに!

玉城ティナが、テレ東系で4月5日にスタートするドラマ24「君が獣になる前に」(金曜深夜0:12)のヒロイン役を務めることが分かった。併せて、鳴海唯吉村界人深水元基豊島心桜ベッキー高橋光臣戸田菜穂の出演も発表された。

北山宏光主演の「君が獣になる前に」は、「ヤングマガジン」(講談社)で掲載された、さの隆氏による同名コミックスが原作。人間の暗部をとことんえぐり、その内に秘めた“獣性”を問う戦慄(せんりつ)のノワール・サスペンスだ。

年末の都内ターミナル駅でテロが発生。この一件は、その死傷者の数が666人と“獣の数字”を数えたことから「The Beast」と呼ばれた。実行犯はその場で死亡。実行犯は25歳の若手人気女優・希堂琴音(玉城)だった。琴音は葬儀社で働く神崎一(北山)の6歳年下で、たった1人の幼なじみだった。神崎は琴音のことを調べていく中で、何者かに殺害され、過去にタイムリープする。タイムリープ先では自分の気持ちを琴音に打ち明け、恋人同士となり同居をスタート。琴音が事件を起こすのを止めるため、神崎は奔走する。

玉城は難役への挑戦に「『これは大変な役になるぞ』と覚悟しました」と明かし、「センセーショナルな事件が巻き起こる渦の中で、1人ぽつんと立ったままでいられるのか、琴音としての重圧に耐えきれるのだろうか。正直まだまだ不安なのですが、足元がふらついてしまった時は、監督をはじめキャストの皆さんに頼らせてもらいながら演じられたらいいなと思っています。彼女を疑いながらではなく、信じながら、毎日を過ごしていきたいです」と意気込んでいる。

鳴海は、琴音と同じ芸能事務所に所属し、琴音と姉妹のように仲が良い同期女優で、神崎と共に毒ガステロの真相を追い求めていく宮ノ森真由を演じる。

「お声がけいただいた時は、すごくありがたく思う気持ちと、自分に務まるだろうかという不安もありましたが、脚本を読ませていただき、強いメッセージ性と先が読めない展開にスリルとワクワクを感じ、この作品はぜひ挑戦してみたいと思いました」と明かす鳴海は、「
強い意志を持ち、とてもエネルギッシュなキャラクターだと感じています。見てくださる方々の心に残る衝撃作になるよう、精いっぱい頑張ります!」と力を込める。

また、琴音の友人の人気俳優・ジュンペイ役の吉村は、「物語は複雑ですが、今生きている現実世界では戻れない時間ばかりで嫌けが差す中、こういった時間を飛び越えるドラマ設定は個人的にとても好きです。人気俳優という役柄も含めて、とても楽しみにしています。主人公の壮大な使命とセンセーショナルな描写を楽しんでいただけたらうれしいです」とコメント。

琴音に関わる過去の事件を追う刑事・柳信一郎役を担う深水は、「(テレビ東京の)『ただ離婚してないだけ』チームからのご依頼! うれしい〜! 作品愛あふれるこのチームとまたご一緒できる幸せ。今回もどっぷりと向き合います!」と信頼するチームとの再会を喜び、「原作のサスペンスは衝撃でした…人間は環境次第で獣になってしまう恐ろしさ…。今回は柳という刑事役、ドラマ版ではどのように主人公たちに接していくのか楽しみです。最高の監督、キャスト、スタッフたちと協力し合い心の闇に残る作品を作っていきます!」と意欲を燃やす。

琴音と同じ事務所の新人俳優で、謎の失踪をとげる千田ミヤコ役の豊島は「第1話から衝撃的なスタートで、人気女優の琴音がなぜあんな悲惨な事件を起こしたのか、琴音を獣にしてしまったのは何なのか、タイムリープを繰り返しながら神崎一が真相にたどり着いていく姿がとても引き込まれる内容で読破しちゃいました!」と作品に魅了された様子で、「私が演じさせていただくミヤコは琴音に憧れて芸能界に入り、女優を目指している女の子です。純粋で勉強熱心なミヤコが史上最悪のテロとどう関係しているのか考察をしながら、ぜひ最後まで見届けてください!」と呼び掛ける。

ベッキーは、闇の組織に雇われる謎の女・ガム女こと井上カンナ役。「マネジャーさんに『ガム女役でお話いただきました!』と言われた時は『妖怪の役?』と聞き返してしまいました」と初めは困惑したそうだが、「なかなかパンチのある役名ですが、台本を読んだら、役そのものの人生にもパンチがあり、やりがいがあるなぁとワクワクしております。原作漫画へのリスペクトをしっかりと大事にしながら、共演者&スタッフの皆さんと3カ月間走り抜けます!」と気合十分だ。

琴音の主演映画に出資し、無実を信じる実業家・大久保玄奘に扮(ふん)する高橋は、「私にとっては珍しい役柄だなと思いました。敵か味方か…このような謎めいた男を演じたかったので、今から現場に入るのが楽しみです」と新境地開拓に声を弾ませ、「起きてしまったことは元に戻すことはできないが、起きたことの原因を見つけることで、視聴者に今の今を生きる大切さを伝えるものなのかなと…、私も現段階ではすべてを理解することはできませんが、撮影をする過程でこの作品の核心に触れることができればいいなと思っています。衝撃的で刺激的な作品になります。私も早く撮影に参加したくてワクワクしています」と期待に胸を膨らませている。

そして、戸田は、琴音のことを家族のように心配し、彼女からも信頼を寄せられているマネジャー・塩見優役を務める。「月も出ない闇夜、獣の気配、悪魔の気配、そこに置かれた人間は五感を研ぎ澄まし、闇と対峙(たいじ)する。もがき苦しみ、暗闇の中で最後に向き合うものとは…それは、もしかしたら自分自身かもしれない…このような緊張感とともに、私の役も暗闇をさまようことになると思います。今、覚悟を決めて一歩踏み出す気持ちでおります。どうぞ皆さまも、人間の心の闇の世界にご一緒しませんか? きっと最後は朝日がさすことを信じて」と思いを伝えている。

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