すべての子どもが自分らしく生きられる子育てについて考えてもらおうと千葉県八街市で3月4日、発達障害の当事者による講演会が開かれました。
この講演会は子どもへの家庭教育をテーマに八街市が企画したもので、講師には発達障害の当事者で保護者をサポートする活動に取り組んでいる成瀬敦史さんを迎えました。
講演会で成瀬さんは心の不調や離婚などの障害に伴う生きづらさを感じながらも困難を乗り越えた経験を披露しました。
そして障害と共存することで気持ちが楽になったと話し、保護者も子育てや家事などで肩の力を抜くことが大切だと述べました。
また、保護者の感情は子どもに伝わると話し、子育ての悩みなどは家族などに相談することで子どもにも良い影響を与えると述べ、行政サポートの活用やパートナーに協力を呼びかけることの大切さを強調しました。
講師 成瀬 敦史さん
「保護者自身が自分の人生の些細なことから自分自身で決めることを大事にしてもらいたい」
「(保護者は)自分で決める人生を子どもに背中で語って、自分の人生を自分で決める子どもに育ててほしい」