岸田総理らの告発状を広島地検に提出 「『就任祝う会』は政治資金パーティー」

2年前に開かれた「総理就任を祝う会」を巡り、政治資金規正法違反の疑いで岸田総理らの告発状が広島地検に提出されたことがわかりました。

告発状を提出したのは、神戸学院大学の上脇博之教授です。

告発状は2月29日付けで、2022年6月に広島市中区のホテルで開かれた「総理就任を祝う会」について「岸田文雄後援会が主催する政治資金パーティーだった」と主張。

岸田総理や後援会の代表者ら4人は、収益の一部およそ320万円を、岸田総理が支部長を務める自民党広島県第1選挙区支部に寄付したのに、「後援会の政治資金収支報告書に一切記載しなかった」と訴えています。

広島地検は、告発状を受理したかどうか明らかにしていません。

岸田総理の地元事務所はRCCの取材に対し、「告発状が受理されているのか承知していないし、内容もわからない。就任を祝う会については、国会における質疑等で丁寧に説明している」とコメントしています。

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