奥能登の看護師募集に40人 地震で離職、県が勤務地調整

 能登半島地震の石川県の被災地で看護師の離職の意向が相次いだことを受け、県看護協会が看護師や准看護師らを募集したところ、全国から約40人の応募があったことが5日、県への取材で分かった。協会や県は募集を継続し、勤務地などの調整を進める。

 県によると、輪島市や珠洲市など奥能登の病院4施設では地震後、自身の被災や激務などを理由に計65人が退職したり、離職の意向を示したりした。

 これを受け県看護協会は2月初旬から、奥能登の医療機関や高齢者施設で1カ月から中長期程度、勤務可能な看護師らを募集。北海道や東京都、静岡県、大阪府などから応募があったという。

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