周庭さんが3年ぶりX復帰 日本語投稿に歓迎相次ぐ「おかえり」「どうぞ安全なところで」

カナダに滞在している香港の民主活動家・周庭(アグネス・チョウ)さんが2024年3月5日、Xに日本語で投稿を再開した。

3年ぶりの投稿に、フォロワーからは歓迎する声が相次いでいる。

「これからも日本のみなさんと色々話したいと思います」

周庭さんは、香港の民主派政党・香港衆志(デモシスト)の創始者のひとり。逃亡犯条例改正案に反対する未許可デモを組織するなどした罪で禁錮10か月の実刑判決を受け、21年6月に出所。23年9月からカナダに留学している。カナダ留学は23年12月に明らかにした。その際に「おそらく一生戻らない」と宣言し、事実上の亡命だと考えられている。香港警察は定期的な出頭に応じなかったとして、香港国家安全維持法(国安法)で 周庭さんを指名手配している。

周庭さんは3月5日、「3年ぶりになりますが、ツイッターをまた始めたいと思います。これからも日本のみなさんと色々話したいと思います。ただいま」と黄色いハートマークの絵文字を添え投稿した。

続く投稿では、「今はもうツイッターじゃなくてXになりましたけど」と冗談めかしている。

YouTubeでも発信を再開

Xは21年2月の投稿を最後に更新が止まっていたことから、約3年ぶりの更新を歓迎するコメントが相次いでいる。

「お帰りなさいです。鍵ロックされたのではと心配でした。また発信を楽しみにしてます」
「おかえりなさい!どうぞ安全なところでお過ごしくださいね」
「おかえりなさい 必ずXに戻ってくると信じていました。これからの人生に幸ある事を心より願っています。そしてこれからも応援しています」

周庭さんが2月26日に公開した日本語字幕付きのYouTube動画「【周庭アグネス】私の刑務所での日々。(日中字幕)」にも、「また周庭さんの笑顔が見れてとても嬉しいです」「お元気そうで本当に安心しました」など無事を喜ぶコメントが寄せられていた。

周庭さんは動画で、「これからもこのチャンネルで、みなさんに自分の生活や考え方をシェアしたいと思います」と発信を続けると語っていた。

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