居酒屋でノロウイルス食中毒 9人が下痢や腹痛

愛媛県の松山市保健所は5日、松山市南久米町の居酒屋「居酒処さむらい」でノロウイルスによる食中毒が発生したため、5日から6日まで2日間の営業停止処分にしたと発表しました。

松山市保健所によりますと、2月27日に医療機関から「受診した患者1人を診察したところ、24日夜に食事した後、消化器症状がある。同じグループの他2人にも同様の症状がある」と連絡がありました。

そのため、保健所が24日と25日に同店で会食したグループと店を調査したところ、4グループ9人(12~45歳の男性4人、19~74歳の女性5人)に同じような症状が確認されたということです。

保健所では、患者全員の共通する行動と食事が24日夜と25日夜に店で提供された食事しかないことや、患者からノロウイルスG1が検出されたことなどから、同店が提供した食事が原因の食中毒と断定し、2日間の営業停止処分としました。

なお、食中毒を発症した9人に入院した人はおらず、全員おおむね回復しているということです。

【2月24日夜と25日夜に店で提供されたメニュー】
お通し、穴子の天ぷら、たこの天ぷら、ライスグラタン、カキグラタン、かき揚げ丼、カキフライ、角煮、クリームコロッケ、サーモンのマリネ風、サザエのつぼ焼き、刺身盛、さつま芋の天ぷら、さば寿司、ししゃも、ジャガバターチーズ、だし巻き玉子、茶碗蒸し、手羽先の塩焼き、トマトスライス、鳥皮、ねぎま、鳥皮の竜田揚げ、鳥の唐揚げ、納豆入りオムレツ、鍋焼きうどん、ピザ、フライドポテト、ぶりかま塩、ポテトサラダ、マカロニサラダ、焼ガキ、焼きむすび、ライス、ドリンク類

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