【なぜ】浜松市動物園の人気ホッキョクグマが秋田の水族館に引っ越しへ…その訳とは?

浜松市動物園の人気者メスのホッキョクグマ「モモ」が、秋田県の水族館に引っ越すことになりました。その訳とは?

浜松市動物園の人気者メスのホッキョクグマ「モモ」は、現在9歳で体長2m20cm体重は推定で250キロもあります。

モモが浜松市動物園へやって来たのは8年前の2016年。繁殖のため、大阪市の動物園に貸し出されていた母親のバフィンと親子一緒に帰ってきたのです。当時1歳ですでに体重150キロもあり、母親とワンパクに遊ぶ姿でたちまち人気者に!

いまでも、おもちゃで遊んだりプールにダイナミックに飛び込む姿で来園者を楽しませています。

(浜松市動物園 飼育担当 加藤 崇さん)

「性格は好奇心旺盛で新しいおもちゃを出すと投げたり、においをかいだり押しつぶしたりアグレッシブでやんちゃで活発なホッキョクグマです」

ところで、今回、なぜ秋田県の水族館へ引っ越すのでしょうか?

(浜松市動物園 飼育担当 加藤 崇さん)

「繁殖計画の一環で、(秋田の)男鹿水族館GAOへ移動し、そちらでペアリング、繁殖を頑張る。愛着は少なからずある。悲しい気持ちはあるが、モモの活躍を祈っています」

来園した園児たちも、大好きなモモの赤ちゃん誕生を楽しみにしているようでした。

(来園者)

「さみしい」

Q:赤ちゃん生まれたら?

「うれしい」「赤ちゃん産んだところ見たらもっとうれしい」

モモは3月末に秋田県の男鹿水族館へ移動して、そこでオスの「豪太」とお見合いする予定です。また、モモと入れ替わる形で男鹿水族館からは、メスの「ユキ」が浜松市動物園に来園する予定です。

浜松市動物園では3月24日にはモモのお別れ会を予定しています。

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