高齢ドライバーの安全運転講習会 反応や認知機能を確認 仙台・若林区

高齢者ドライバーの交通事故防止につなげようと、仙台市若林区で安全運転の講習会が行われました。

宮城県警などが実施した講習会には、地域の65歳以上の高齢者約15人が参加しました。

運転シミュレーターを使った講習では、子どもが突然道路に飛び出してきた時にアクセルからブレーキに踏みかえる反応の速さなどを測定しました。

警察官「運転中は何が起きるか分からない。そういうことも注意して運転なされば事故防止に役立つと」

専用のタブレット端末を使った講習では、トンネルに入った車が出てくるタイミングを予測できるかどうかなどで認知機能をチェックしました。

参加者「やってみて楽しかったです」「1つのこと以外、同時に色々なことができない(と気付いた)」「動作が鈍くなると、どうしても反応が鈍くなりますよね」「とにかく飛ばさない、ゆっくり走る、右左の確認を心掛けたい」

宮城県で2024年、2月末までに発生した65歳以上の高齢者による事故は159件と全体の約4分の1を占めています。

県警交通事故総合分析室阿部博室長「高齢者の事故は、安全不確認ですとかブレーキ、アクセルの踏み間違えなどが特徴であります。今後の安全運転に反映していただいて、交通事故ゼロの生活を送っていただきたい」

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